地方経営者と若者を「結ぶ」プロジェクト

2026年度 郡山市 若者による地域資源リノベーション促進事業 主催|郡山市 農商工部 産業雇用政策課

募集期間

9月 — 11月中旬

対象

大学1年生 — 20代前半

参加費

無料

募集期間

9月 — 11月中旬

対象

大学1年生 — 20代前半

参加費

無料

Interview

職人を、ヒーローに。地域のインフラを守る仕事を、若者が憧れる職業へ。

株式会社郡山塗装

地域のインフラを守る、地元の技術者たちに。


国に採択された新事業を舞台に、100年企業の社長と「次の100年」を本気でつくる。

学校や公共施設。道路、橋、上下水道。発電所や鉄塔。

株式会社郡山塗装

私たちが毎日、当たり前のように使っている社会インフラを、壊れてから直すのではなく、壊れる前に手を入れ、再生し、長く使えるようにする仕事があります。

その仕事を担っているのが、郡山市に本社を置く株式会社郡山塗装です。

現場に立つのは、国家資格や専門技術を持った職人たち。

株式会社郡山塗装

しかし、代表取締役の佐藤隆さんには、ずっと引っかかっていることがあります。

佐藤「建物を守る。橋を守る。道路を守る。鉄塔を守る。国家資格を持って技術を磨いて、地域の当たり前を守っている。僕はものすごく誇り高い仕事だと思っています。でも、若い人から見て『あの仕事、カッコいいよね』『自分もやってみたい』というところまで、まだ持っていけていないんです」

だったら、その常識から変えてしまおう。

郡山塗装がこれから挑戦するテーマは、「職人を、ヒーローにする。」

手に職を持つ。資格を持つ。複数の技術を身につける。AIやDXも使いこなす。

地域から必要とされ、その価値にふさわしく評価され、誇りを持ち、しっかり稼げる。

そんな新しい職人像を、郡山からつくろうとしています。

そして、その未来は、20代のあなたと一緒につくりたいと考えているのです。

本当に動き始める新事業

株式会社郡山塗装

今回のプロジェクトには、大きな特徴があります。

まだ何も決まっていない構想に対して、「若者のアイデアを募集します」という話ではありません。

郡山塗装は現在、経済産業省の新事業進出補助金に採択された、「SR×AI×DXで拓くインフラ再生と未来型アカデミー事業」を本格的に立ち上げます。

SRとは「Smart Renewal」。

構造物を簡単に壊して造り直すのではなく、補修・補強によって性能を回復させ、できるだけ長く使っていく考え方です。

株式会社郡山塗装
施工前
株式会社郡山塗装
施工後

佐藤「ここが今回、一番伝えたいところなんです。構想だけのプロジェクトじゃない。国の採択を受けて、これから実際に設備をつくり、ショールームをつくり、アカデミーをつくって事業として動かしていく。そのタイミングで、若い人に関わってもらいたいんです」

技術はある。現場もある。事業化する会社もある。でも、未来の完成形はまだありません。

ショールームをどんな場所にするのか。アカデミーをどんなブランドにするのか。

職人のキャリアをどう見せるのか。AIやDXをどう使うのか。

高校生や大学生に、どうすればこの仕事の魅力や価値が伝わるのか。

そこには、まだ大きな余白があります。

佐藤「僕たちはこの世界に長くいるので、逆に業界の常識から抜け出せない部分があります。だから『社長、それ古くないですか?』と言ってくれるくらいでいい(笑)。僕たちが思いつかない発想を持ち込んでほしいんです。」

企画から実装まで任せる仕事

株式会社郡山塗装

皆さんに任せたいのは、単なる広報ではありません。

たとえば、技術ショールームの体験設計。未来型アカデミーの名称やロゴ、キャッチコピー。

制服や修了証、認定制度。SNSや動画による発信。AI・DXを使った新しい学び方。

職人のキャリアの見える化。高校生や大学生が「ここで学んでみたい」と思える仕組み。

地域の人たちを巻き込むコミュニティづくり。

専門は問いません。デザイン、AI、映像、教育、マーケティング、建築、土木、都市計画。

自分の得意分野を持ち込んでください。

塗装やインフラ整備の専門知識は、郡山塗装側にあります。

安全、品質、工法など、社会インフラに関わる専門判断は、プロである社員が責任を持ちます。

佐藤「安全と品質は僕たちプロが守ります。でも、未来のつくり方まで僕たちだけで決める必要はない。そこは思い切って若い人に任せたい」

そして、佐藤さんが何より重視するのが「実装」です。

佐藤「アイデアを聞いて、『いいですね、参考にします』で終わるのでは残念です。採用する案には担当者をつける。スケジュールを決める。当然、予算もつける。実装まで責任を持つ。そこは約束します。」

地域を守る、次世代のエリート技術者

株式会社郡山塗装

佐藤さんが変えたいのは、職人のイメージだけではありません。

職人のキャリアそのものです。塗装だけできる。防水だけできる。補修だけできる。

そこから一歩進み、複数の技能を身につけ、国家資格を取り、構造物の状態を理解し、AIやデータも活用できる。そんなインフラ再生のプロフェッショナルを育てたいと考えています。

佐藤「僕は、腕のある技能士の希少価値は、今後間違いなく上がると思っています。AIがどれだけ進化しても、最後に現場で判断して、自分の技術で直す人は必要ですから。」

郡山塗装では、新入社員が研修を受けながら技能を身につけ、国家資格取得を目指す仕組みを整えています。資格の受験料も会社が負担しています。

株式会社郡山塗装

目指すのは、技術 × 国家資格 × AI・DX × マネジメント。

それらを武器に、どこへ行っても必要とされる技術者になること。

佐藤「若い社員たちにも言っています。これから間違いなく、君たちが脚光を浴びる時代が来る。腕一本で家族を養える。どこへ行っても、自分と家族を守れる。それくらい価値のある技術になる、と」

ベンチャー気質の100年企業

株式会社郡山塗装

郡山塗装の創業は昭和3年。間もなく100年を迎える会社です。

佐藤さんは5代目の代表として、2008年に社長へ就任しました。

しかし、最初から現在の会社があったわけではありません。

社長になるとき、佐藤さんは「会社を変えていいですか」と確認したといいます。

そして、力を入れたのが若者の採用でした。

初めての新卒採用では、学生に塗装の仕事内容を説明するより先に、会社の未来を語りました。

佐藤「目の前の学生に、『この会社は5年後こうなる。10年後にはこうなる。10年後、君は部門のリーダーだ。一緒にやってみないか』って話したんです」

そのとき採用した社員の一人は、実際に現在、部門リーダーになって輝いています。

佐藤「会社の未来を語って、そこに若い人を巻き込んで、一緒につくっていく。振り返ると、僕はずっとそれをやってきたのかもしれません」

100年企業だから、完成しているのではありません。

100年企業だからこそ、次の100年をつくり直す。

今回のプロジェクトも、その挑戦の一つです。

電子回路のエンジニアから経営者への道

株式会社郡山塗装

佐藤さん自身も、最初からこの世界を目指していたわけではありません。

国立高専で電子工学を学び、大手メーカーで電子回路の設計に携わっていました。

25歳のとき、郡山塗装から声がかかります。

佐藤「エンジニアの仕事も好きでした。でも、小さな会社で、自分で考えて会社を引っ張っていく。その方が自分らしいんじゃないかと思ったんです」

郡山塗装に移ってから、仕事はどんどん面白くなっていきました。

今も佐藤さんの根底にあるのは、「自分で未来をつくる」ことへの好奇心です。

会社の理念は、「新しい塗装ビジネスを創造し、物心共にワクワクな未来を。」

佐藤「経営って、正解が分かってからやるものじゃないと思うんです。やってみて、違ったら直す。また挑戦する。その繰り返しです」

だから今回求めているのも、「最初から正解を知っている学生」ではありません。

佐藤社長からあなたへのメッセージ

株式会社郡山塗装

佐藤「完成された人じゃなくていいんです。むしろ、自分がどこまでやれるのか試したくて、ウズウズしている人とのご縁を、楽しみにしています。『面白い経営者と仕事をしてみたい』『自分の企画力が社会でどこまで通用するか試したい』『アイデアを出すだけじゃなく、本当に形にしてみたい』そう思えたなら、一緒にやりましょう。」

佐藤「僕たちが用意するのは、学生向けにつくった模擬プロジェクトではありません。国の補助事業に採択され、これから本当に立ち上がる新事業です。現場があります。技術があります。職人がいます。会社も投資します。そして、僕も本気で関わります。でも、完成形はまだありません。だから、僕らの常識を壊してください。面白いアイデアなら、本当にやります。経営者と議論して、現場へ行って、職人と話して、自分で考えたものを形にして、世の中へ出す。構想では終わらない。君のアイデアを、リアルな事業にするステージがここにあります。数年後、『あれ、俺たちがつくったんだよ』って、一緒に言えたら最高ですよね。」

佐藤「あなたなら、地域のインフラを守る職人を、どうすれば若者が憧れるヒーローにできますか? その答えを、僕たちと一緒につくって行きましょう。」


地域のインフラを守る、地元の技術者たちに、_ _ _ _を。

(2026年8月 取材 松井司)

募集ページを見る(PROJECT INDEX)↗

会社概要

会社名

株式会社郡山塗装

所在地

福島県郡山市喜久田町

事業内容

建物の改修と、道路・橋・トンネルの補修

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Organization

2026年度 郡山市
若者による地域資源リノベーション促進事業

発注者

郡山市 農商工部 産業雇用政策課

事業統括

株式会社プレイノベーション

地域事業者連携

株式会社グッドビジネスパートナーズ
(三部会計事務所グループ)

首都圏学生連携

NPO法人ETIC.

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